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フランス軍事顧問団 (1867-1868) : ウィキペディア日本語版 | フランス軍事顧問団 (1867-1868)[1867-1868]
第一次フランス軍事顧問団(1867-1868年)は、西洋式陸軍の訓練のために日本に派遣された、最初の顧問団である。顧問団の一部は、明治政府成立後も幕府側に加担し、戊辰戦争に参加した。 == 背景 == 黒船来航後の安政元年(1854年)には、老中の阿部正弘による改革で軍制改正掛が置かれ、幕府は軍の近代化に手をつけた。井伊直弼が大老に就任すると、西洋式軍備の導入は一時停滞したが、文久2年(1862年)、幕府の軍制改革で対外防衛と国内体制維持を目的として幕府陸軍が創設された。しかしながら、海軍が安政2年(1855年)7月に設立された長崎海軍伝習所においてオランダ海軍軍人の直接指導を受けていたのに対し、陸軍は西洋式装備は導入したものの、オランダ陸軍の操典類の翻訳に基づく訓練に留まっていた。 慶応元年(1865年)閏5月、外国奉行柴田剛中がフランス・イギリスに派遣される。薩摩藩との関係を強めつつあったイギリスとの交渉には成功しなかったが、7月にフランスに入った柴田らはフランスとの横須賀造船所建設と軍事教練に関する交渉を行った。顧問団派遣はナポレオン3世の承認を受け、外務大臣がフランス政府の同意を伝えた。 顧問団一行は1866年11月19日にマルセイユ を出航、慶応2年12月8日(1867年1月12日)に横浜に到着し、駐日フランス公使レオン・ロッシュとフランス東インド艦隊司令官提督の歓迎を受けた。
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